アメリカウラベニイロガワリ

アメリカウラベニイロガワリは、学名でBoletus subvelutipes Peckと呼ばれ、イグチ科のイグチ属に属するキノコです。
丹沢周辺のアメリカウラベニイロガワリ
夏から秋にかけて、ブナ科の広葉樹林内に発生します。
北アメリカ東部と日本に分布し、ここからアメリカと名が付いたようで外来種というわけではありません。
管孔は柄にほとんど直生し、管孔表面部分は血赤色から赤褐色です。
柄は黄色地に暗赤色の斑点が密に着きます。
表面には細かい網目模様がみられることもあります。
また、大きな特徴としてはキノコを傷つけるとすばやく青変します。


傘は初め半球形で後には開いてまんじゅう形になります。
表面の色は変化に富み、褐色から暗褐色、赤褐色、黄褐色などで初めのうちはごく細かい毛でお覆われます。

食用としても人気があり、柔らかいのにコシがある食感で、通に人気です。
かつては、イグチの類に毒は無し的な話も聞かれましたが、今ではドクイグチなどの存在することが知られています。
比較的同定が安易な種とはいっても、形骸的に類似の毒菌も多いので、食べる際には要注意です。
今回は、梅雨入り直後の相模原市城山湖周辺や、同じく相模原市の北公園で見かけました。
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