2020早戸川水系無残

神奈川県を流れる相模川水系中津川支流にあたる早戸川水系は、首都圏の渓流釣りファンにとって外すことのできない流域であると思う。

2019秋の台風被害による爪痕はこの水域にも多く、前回ポストした 2020 渓流釣行 Days1 宮ヶ瀬金沢川 同様に他の支流や本流についても同様であるようだ。

渓流釣り場としての早戸川水系現状

中津川漁協管轄となる早戸川水系だが、本年度の放流に関して宮ヶ瀬ダム下の本流域と上流部では支流の水沢川のみになされたようで、同時に台風被害の少なかった流域に限られたようである。

今回は、数回に及ぶ遡行で得た早戸川水系の現状を報告してみたい。

まず、前回の釣行で金沢川の壊滅的な状況を前に放流のなされている水沢川についての状況。

林道崩落個所は少ないが景観は変貌した水沢川

御覧のとおり、広河原とかしてかつての面影は薄い。

おそらくは平常時でも砂礫の伏流水として流れが見られることはしばらくないだろう。

しかし、宮ヶ瀬湖直近周辺や最上流である伊勢沢や支流の倉沢についてはそれほどの被害も少なかったようで、今後の復活に期待したいといった状況。

ただし、最上流域でも音見沢などはかなりの被害が見られた。

鳥屋鐘無残

鳥屋鐘、早戸川国際マス釣り場(リヴァスポット早戸川)直上右岸に流れ込む鳥屋鐘沢は、林道からも確認しずらくイワナなどもそれなりに生息する釣り場であったが。

入り口の大岩は健在であるが瓦礫の目立つ本流出合い

しかし、今は合流地点も林道から丸裸にして瓦礫も目立ち、入渓した感想は景観に記憶がないほど変わりはて竿を出してみた限りにおいては、かなりの上流まで渓魚は不在。

渓相においてもかつての面影は薄く、釣り場としての復活は数年、あるいは数十年かかるのではなかろうか?

鳥屋鐘沢大滝の現在

下流側の新設ゲートからも近い沢とあって、知るものとしては源流の釣りを楽しめる貴重な渓流釣り場ではあったのだが、残念な限りである。

三日月橋付近の釣り場としての状況は?

鳥屋鐘沢出合から上流の本渓は散々たる状況で、一面に砂礫の広河原状態。

山の斜面は崩れ落ち、林道も土砂と崩落が遡行を阻む状況であったが、三日月橋付近より大岩も顔を出しはじめ釣り場としての景観は何とか保っているように思えた。

早戸川林道は散々たるありさまで各所がこの様子

竿は出していないまでも、何とか魚影はありそうな状況。しかしながら、松茸山登山口の駐車場からここまで徒歩で2時間弱はかかるので、これより以遠への釣行は、やや時間的に現実的とはいかないだろうと思う。

井戸沢出合の凄まじい瓦礫

余談だが、三日月橋先にあったヒョングリ状にパイプから出ていた清水も瓦礫に埋まり消滅していたのでご報告しておきたい。

魚止めから雷平はどうだろうか?

今回のトレッキングに終わってしまった釣行では、旧観光センター下流の荒沢出合の確認もできないままに終了したが、丹沢をメインとする沢登りや登山ブログを読む限り、雷平付近まで荒廃してしまっているという。

シーズンを通して、この山域での釣りは外せないと考える一人として誠に残念ではあるが、近いうちに魚止橋から雷平付近も散策してみたいと思っている。