シャクガ舞う初夏

地域的な違いはあれど、神奈川県内ではゴールデンウィーク前後から樹上や付近をヒラヒラと舞うモンシロチョウ?の群れを見かけた方も少なくはないはず。

群れなすモンシロチョウに違和感を感じ、ちょっとばかり調べたことがあるので今回はそのお話を。

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ヒラヒラと樹上を舞う白い蝶の正体は蛾のホシシャクなり

ホシシャク 厚木市鳶尾

昼間の樹上や付近を多くの個体が舞う姿は、じつに優雅に見方によっては幻想的なその乱舞とも言えそうなシーンである。

羽ばたきのストロークもモンシロチョウのそれより、ずっとスローで美しくもあると感じる。

調べるとこれが蝶ではなく、蛾の類でイモムシでなじみ深いシャクトリムシの仲間であるホシシャクであったことには正直言って、目から鱗である。

なるほど、 イボタやネズミモチを食樹とするということで納得はしたが、 幼虫時代は夏に卵から孵化し、ゆっくりと成長して多数が群がって糸を張り、中齢期を越冬し、翌年の春に終齢幼虫として葉を食べて成長し、5、6月に蛹化(ようか)するそうである。

成虫の特徴は、昆虫綱鱗翅(りんし)目シャクガ科に属する蛾で、翅(ハネ)の開張40~50ミリほどで、翅は丸みをもち、体とともに白く、前後翅とも黒色斑点を持つといったところ。

蛾(イメージは悪いが)とはいっても、ブルーの眼に白く黒点をあしらった姿などは、なかなかに美しい昆虫である。

学名を「Naxa seriaria」(ねくさ せりあーりあ)とされるそうだが、小難しいことはここでは割愛したい…w

蛾(ガ)の中でもシャクガの仲間は特に見栄えの良い種が多い

このシャクガの仲間には美しい姿をした成虫も多いようである。

エダシャクの仲間 早戸川林道

モンシロチョウに似た蛾にはキアシドクガなるものもいるようなので一概には特定しかねる。

がしかし、とりあえずは初夏にイボタやネズミモチの付近を舞う白い虫を見かけたならば、ホシシャクの可能性が高いので覚えていてほしいのだ。

ボクも渓流釣りやトレッキングの際にしばしば見かけるこれらの蛾(ガ)達に最近は目を止めるようにしている。

蝶(チョウ)だけが美しいと思いがちだが、なかなかにして一般的には嫌われ気味の蛾にも美しいものが多いといったところを再認識している昨今。

丹沢界隈の昆虫についてご興味のある方なら、一度調べてみるのも面白いかもしれないですね。

Geo Sagami
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