2019 渓流釣行 Days3 早戸川水系井戸沢顛末

5月中旬、前々から気になりつつはあったのだが、早戸川水系の小渓である井戸沢の探釣をしてみた。

かつて、大平キャンプ場があった前後にはイワナがボチボチ釣れた良渓であった記憶があるが、今はといったところである。

遡行図はこちら » 井戸沢遡行図

井戸沢よ、イワナ釣り場の好渓も今は昔か

地図を見るとわかるが、左岸より流れ込む早戸川のこの区間(堰堤間)には、間子小屋沢を持つ荒沢がすぐ上流から同じく左岸より出合い、本流には漁協の放流が行き届いていてそこそこ楽しめる。支流の小渓に目を向けるアングラーも少ないのかもしれない。

むしろ、荒沢やこの井戸沢を種沢として早戸川本流を釣り場と割り切った方が、渓流釣りを継続的に楽しむと考えると理にかなっているのではないかと最近は考えている。

奥が早戸川本渓

ところで、過去には穴場といった釣り場であった時代もあり、期待を込めた釣行ではあったのだが、タイトルに「顛末(てんまつ)」と打ったほどの結果に終わったことを先にお伝えしたい…Orz

かつての大平キャンプ場運営時には水沢からの奥野林道も健在であったわけで、関連するそれなりの放流が井戸沢にもあったのだろうと想像できるところだが、林道も今は崩落などで廃路同然。

出合(早戸川合流点)から第一堰堤まではヤマメが見られたものの、以遠にはかつてのようにイワナはおろか、何かしらの魚影を確認することもできなかった。

井戸沢下流域

上流の奥野林道付近は水涸れで、記憶する限りでは水量がかつてより少ない気がしたのだが、これも災いしているのだろうか?

その気にさせる景観は往時のままであるとしても、沢登り愛好家のごとく出合から十数基の堰堤を超えてやっと奥野林道に達したという顛末に終わってしまったわけである…w

すぐ上流に出合う荒沢も同様だが、かつて良渓とされていた釣り場の中にもこう言った渓魚の姿が見られなくなった河川も少なくはないのが実情である。

上流の堰堤群

しかしながら、井戸沢は渓魚の生息には十分な渓であるのは今も変わらず、今後の復活に期待したい釣り場ではないか?後ろ髪を引かれる思いで竿を納めてしまった。

小渓ゆえにあっという間に釣り抜かれてしまうフィールドでもある。

ただし、サンショウウオなどのイワナ放流などによる食圧によるところの生息数激減など魚類の放流には生態系破壊にもつながるほどの注意が必要なので、うかつな放流は避けたいところ。

「いなければ放流」という行動も慎むご時世である。最近では県内の漁協もこの点を重視した渓魚の放流事業に切り替えていると聞いている。

いずれにしても、今回の探釣で定期的な放流があってこそ釣り場の保全が保たれていることを再認識した釣行となった。

こういった渓魚不在になった往年の好渓も少なからずと、現役の丹沢渓流アングラーにお伝えしたい。

井戸沢を詰め上がると奥野林道
釣りある記
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