2019 渓流釣行 Days2 本谷川

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投稿は遅れたが、前回のタライ小屋沢に続き、同じく数年ぶりの本谷川釣行を記録してみる。

遡行図はこちら » 本谷川遡行図

大自然残る癒しの流れ本谷川流域

本谷川は、中津川本渓の布川(藤熊川)をはじめ、唐沢川 、塩水川とほぼ同規模の河川だが、巨岩が織りなす景観は北丹沢の早戸川や西丹沢の玄倉川にも匹敵する。

キュウハ沢出合まで林道が走り遡行も容易だが、放流ヤマメが多いのでイマイチ趣に欠ける部分は否めないといった印象があり、ボク自身の足が遠のいていたわけである。

今回の釣行もごたぶんには漏れず、70号線の塩水沢川のゲートに自動車を止めてトレッキングを開始する。

塩水林道ゲート

さすがにウィークデーとあって人出は少ないものと高をくくってはいたものの、予想に反して多くの登山客が駐車スペースを占拠していたが何とか身支度を整えることができた。

ここは小説家にして登山家の深田久弥が選んだ丹沢唯一の百名山、丹沢山を目指す本谷林道歩く上での試練か。

余談だが、数年前までのブーム時ほど山ガールの姿は最近見られなくなった気がするのはボクだけだろうか?

半面で、シニア世代の登山熱はいまだに衰え知らずということらしくいまだにクマ鈴を軽やかにならす数パーティーとすれ違いあいさつを交わした。

こういった年配者の登山客が目に付く中で、クマ鈴をつけない主義の?ボクの眼前に現れたカモシカには驚かされた。

ツーショット撮影にも応じてくれるほどのありさまには、さすがに何か時代の変化さえ感じてしまったのだが、ハンターなどのプレッシャーも昨今では少ないのだろうか?

ボクは野生動物に出会いたいがためにクマ鈴を装備しない主義だが、クマの危険はともなうものの、ありのままの丹沢を堪能したい向きにはクマ鈴の装備を控えるのも一つの選択肢なのかもしれない。

ツキノワグマを含めてカモシカやアナグマなどはそれほど出会うチャンスは少ないだろう。半面でクマやイノシシなど危険な動物も少なくはにないのでクマ鈴に関しては自己責任でとここまでとしたい。(正直言って、大音量のラジオやクマ鈴は趣に欠ける)

脱線はここまでとして、林道際の眼下に広がる巨岩が織りなす大渓流の風景は気温16℃、水温は11℃と新緑も鮮やかに相変わらず素晴らしい眺めである。

さすがに界隈の人気釣り場とあり、漁協の放流も行き届いているようで淵にはヤマメの姿が多い。それほどこだわりがないのなら、ダイナミックな景観の中でそれなりの釣りを楽しめる下流部の釣りをお勧めしたい。

さて、とはいっても今回は探渓も楽しめたらと考えていたので、ある目的もあり大日沢やキュウハ沢を拝むべく上流部付近まで歩を進めてみた。

キュウハ沢出合

頃良いところで入渓し、竿を出してみたが林道沿いの流れとあり、放流されたヤマメをポツポツと拾いながらキュウハ沢出合まで到達。

これまでは付近の渓同様、ご多聞に漏れず瀬と堰堤のワンセットを釣り上がるといった塩梅。

本谷筋の大日沢に関しては、最初のスラブ帯(巨岩)入り口の滝で引き返し、キュウハ沢へ。

正直言って、この先のオバケ沢探釣にも心揺れた。時間も押していたので断念すると言い聞かせるが、その実はスラブ帯をトラバースする気がうせてしまったヘタレがここに居ると言ったほどに険しく感じる入り口であった。

大日沢の連瀑帯入り口

この先は、間違いなく険峡となりそうだ。

以遠の大日沢とさらに上流のオバケ沢については後日に釣行を試みている。

ご興味があれば、こちらから » 2019 渓流釣行 Days4 本谷川水系大日沢探渓

追記:2019/06/16

キュウハ沢のエンジン慰霊碑巡礼

さて、昼を回っていたのでこれ以上の今回は断念するに至ったわけである。

林道最終の橋であるキュウハ沢橋 から望むこの沢がキュウハ沢であるわけだが、このあたりまで来るとさすがに数は望めないものの、イワナが多くなり、放流ヤマメがわずかに混じる程度。

放流ヤマメ

むろんイワナのコンディションはすこぶる良く、最近の放流によるものではないようだ。

当日は毎回ながらヤマザクラやマメザクラが残る中、ミツバツツジが満開といったところでの探釣。釣果云々といった記録ではないことをお断りしておきたい。

わずかながら、このキュウハ沢にもイワナの生息は確認できたが、前記したある目的のために遡行を続けてみたわけである。

沢登りを楽しまれている方にとってはキュウハ沢はメジャーな渓として知られているようだが、当地ではエンジン慰霊碑巡礼なる行為がまことしやかにささやかれているようなのだ。

大和魂とイワナ?

戦争末期に墜落した戦闘機のエンジンと言われているようですが、当時の中島飛行機(現株式会社スバル)の 陸軍四式戦闘機 「疾風(はやて)」のものであるという見解が詳しい方々によるところだそうで、 型色名は「誉ハ-45」の空冷複式18気筒エンジンとのこと。

ちなみにそれは、出合から 遡行して4基目の左岸大岩の裏に鎮座していた。

野ざらしで70年以上は経っているわりにしっかりと原型をとどめているあたりは、いわゆる大和魂を感じさせるかの如くである。

ところで、釣りのほうはというと言わずもがなここまでくると魚影薄く、 エンジン慰霊碑巡礼といった今回のサブテーマもクリアーしたところで納竿としたが、わずかながらもイワナの姿は見られたので今後に期待したい。

キュウハ沢のイワナ

わずかながら手にしたイワナではあるが、何か戦闘機疾風と大和魂のそれがリンクしているがごとく、釣りにおいてのやり取りには力強いイメージを感じてしまったのは気のせいか。

こういったところも山釣りの醍醐味の一つとして楽しめる。

ただ、支流の塩水川などと同様に堰堤と高巻きの連続を余儀なくされる釣り場であることを初めて訪れるアングラーにはお伝えしたい。

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