宮ケ瀬金沢

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現在の金沢(かねさわ)はダム満水時に宮ケ瀬湖に達するが、本来は中津川の一大支流である早戸川のさらに支流である。

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流域データ
流域主方位. NE ( 55 °).
主流長 4.6 km
最高標高 835.7 m
最低標高 296.2 m
平均標高 417.8 m
植林地 12.0 %
道路延長 4.6 km

支流
トヨハツ沢
ユクノキ沢
ワレヤノ沢
イクノキ沢
大金沢鉤懸沢
スズハラ沢

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宮ケ瀬金沢(鐘沢)と渓流釣り

河川名に宮ケ瀬とつけられているが、ダム完成後に鳥屋金沢(鐘沢)との混同を避けるためにつけられたもののようである。

宮ケ瀬金沢第一堰堤

ただし、金沢橋銘板を読むかぎり、「金沢川」と明記されているので、今後はこちらが一般名称になる可能性もあるようだ。

ただし、過去の文献などを参考にすれば金沢は当て字で鐘沢が本来の名称である可能性が高い。

歴史的には大正期の関東大震災に渓魚は壊滅的打撃を受け、その後この渓における渓魚は早戸川水域で唯一残存したとされる水沢川より本谷の早戸川とともにヤマメが移植されたと記録されている。

現在では早戸川林道にゲートが設置され、基点から終点まで3.268kmの金沢林道へのマイカーの乗り入れはできない。

ヤマメのほかは、早戸川本流とともに昭和50年代以降、イワナが放流され、今日までヤマメ・イワナの混生する釣り場となっている。

宮ケ瀬金沢(鐘沢)の釣り場

最近ではゲートより金沢林道を歩くとかなり荒れた印象を受けるが、一応は漁協管轄の漁場とされている。

金沢通らずのゴルジュ

一応は…というのも宮ケ瀬ダム湛水後、正式な放流がなされているのかは不明で、薄いながらもヤマメの魚影が見られるのは地元有志などの放流や、自然繁殖に頼っているように思われる釣り場となっているからであり、最近では忘れ去られつつある釣り場の感が強い。

最下流の第一堰堤から二番目の堰堤までは放流と思われる個体も釣れるが、ニジマスやブラウンなどの外来種も混じるといったことから、湖を経由した早戸川本流の管理釣り場由来のものと思われる。

この二番目の堰堤以遠においては、魚影はメジャーな釣り場となっている水沢川に比べてはるかに薄いが、中津川水系在来の血を色濃く残したヤマメもわずかながら見られる。

また、かなり以前に放流されたものの末裔か、上流域では有志の放流によるものと思われるイワナがまれに竿をしならせることもある。

この川の特徴は、下流部が谷深く、高巻き困難な滝やゴルジュがあり、上流の送電線下付近では、ほぼ林道との落差がなく明るく開けた印象を受け、送電線以遠では現流域さながらの見事な景観となる。

また、下流部は林道から100m以上下降した地点に流れ入渓は躊躇される。

源流まで藤左ヱ門沢、ケイカゲ沢などの流入する小沢もあるが、いずれも釣り場としての魅力はなく、種沢となりえる以下といった流れで釣りの対象外。

また、延長3.268mの林道終点以遠も平水時は小沢となり、魚影もかなり小型で薄いようだ。

毎年、ゴールデンウイーク以降はヤマビルが多く、林道起点から終点まで徒歩で一時間ほどかかるといった割には報われることの少ない流れではあるが、裏、あるいは東丹沢と呼ばれる地域の中でも在来種に近いヤマメを見かける貴重な釣り場とも言える。

崩落個所

いずれにせよ、渓魚は細々と生息をつなげているといった状況で訪れた際には、リリースを徹底したい。

※2016/09現在の金沢林道は、発電所などの重要施設もないことなどから起点より荒廃は著しく、法面・崖の崩壊や舗装面のザレ化など終点まで廃道に近い姿なので注意されたし。

※10月いっぱいまで、林道の改修工事が行われており、立ち入り禁止になっているので、今シーズンの入渓は絶望的。(2017/05現在)

漁場管轄とライセンス

中津川漁協協同組合

相模川漁業協同組合連合会

【イワナ・ヤマメ・ニジマス】 3/1~10/14

  • 日=1,500円
  • 年=5,000円
  • 現=2,500円
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